子宮頸がん検診の超音波検診では何が分かるの? ~検査の内容や痛みの有無~
2023.02.27前立腺がん検診の結果は、“精密検査不要”もしくは“要精密検査“”で通知されることが一般的です。要精密検査は、がんをはじめ病気の疑いがあるということを意味するため、早めに受診することが大切です。ここでは、前立腺がん検診の精密検査の内容のほか、痛みや苦しさなど体の負担はどの程度なのかを解説します。
前立腺がん検診で必ず実施されるのがPSA(前立腺特異抗原)検査で、基準値とされる4.0ng/mL(若い方は3ng/mL以下という場合もある)を超えた場合に、要精密検査という結果が出ます。この場合は、泌尿器科などを受診して“直腸診”や“前立腺生検”などの検査を受けることになります。
ただし、PSAの数値が基準値を超えていたからといって、必ずしも前立腺がんと決まったわけではありません。前立腺がんのほかにも、PSAが高くなる病気に前立腺肥大症や前立腺炎などでも数値が高くなります。また、射精や長時間の車の運転、サイクリングなどによって前立腺に機械的な刺激を与えると数値が上がるケースがあります。そのため過度に不安に思わず、医師の指示に従って、検査を受けるようにしましょう。
eHealth clinicでは、検査後も結果について分かりやすく説明し、その後の対処法などまでご提案いたします。ご不安なことがあればお気軽にご相談ください。
PSAの数値が高いほど前立腺がんの可能性があるということになりますが、前述したように、PSAは前立腺がん以外の原因でも高値になることがあります。そのため、精密検査を受ける際も再度採血をしてPSA検査を行います。
前立腺は直腸に接しているので、直腸壁越しに前立腺に触れることができます。そのため、精密検査では、医師が肛門から指を挿入し、前立腺の硬さや表面のでこぼこ、大きさなどを調べます。左右非対称だったりでこぼこしていたりすると、前立腺がんが疑われます。
必要に応じて、CT検査、MRI検査などの画像診断を行います。X線で体の断面画像を撮影するCT検査は、がんがリンパ節や肺に転移していないかを確認するために行われます。
強力な磁石と電波でさまざまな方向から体内の断面を撮影するMRI検査では、前立腺のどの部分にがんがあるのか、前立腺の外にがんが広がっていないかなどを調べます。
また、微量な放射線を出す薬を服用してがんを見つける骨シンチグラフィーと呼ばれる検査では、がんが骨に転移していないかを確認することができます。
いずれの検査も特殊な薬剤を使用するため、人によってはアレルギー反応が出ることもあるため、過去に薬剤によるアレルギーを起こした経験がある方やアレルギー体質の方は、事前に医師に相談するようにしましょう。
前立腺の組織を取って、がん細胞があるかどうかを調べる検査です。がんが疑われる部位の位置によって、肛門から針を挿入する“経直腸生検”と、陰のうと肛門の間の皮膚から針を刺す“経会陰生検”が選ばれます。検査時間は医療機関により異なりますが、10~15分くらいといわれています。この検査後に起こる可能性のある合併症は、血尿、血便、精液に血が混じる、出血、排尿困難、感染による発熱などです。気になる症状がみられる場合は、医師や看護師に伝えるようにしましょう。
精密検査の結果、前立腺がんと診断された場合は速やかに治療を開始する必要があります。治療法についてはステージやがんの状態などによって異なるので、医師とよく話し合って決めていくことが大切です。
また、精密検査で異常なしと判断された場合は、引き続き定期的に検診を受けるようにしましょう。50歳を過ぎると前立腺がんを発症する人が増えるといわれていることから、前立腺がん検診ガイドラインによると、住民検診(公的に行われる検診)の場合は50歳以上、人間ドックなどの任意型検診では40歳代からの検診が推奨されています。
PSA値が高くても前立腺がんではないこともありますが、正常値以下でもがんを発症しているケースがあります。症状がないからといって自己判断せずに、要精密検査となった場合は必ず受診するようにしましょう。早期発見によって、前立腺がんは治すことができるといわれています。前立腺がん検診について不安や疑問があれば、医師や看護師に相談するようにしましょう。
eHealth clinicの健康診断では、前立腺がん検診としてPSA検査(¥3,300:税込)を実施しています。また、検査結果については丁寧に説明をし、今後の対処法などをご提案いたします。ご不安ごとなどあればいつでもご相談ください。