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健康診断
2023.02.17

子宮頸がん細胞診後の出血や痛みに対する対処法 ~検査前後の注意点についても解説~

子宮頸しきゅうけいがんは子宮の入り口部分の子宮頸部にできるがんで、20~30歳代の若い女性に増えています。子宮頸がんの早期発見のためには、細胞診と呼ばれる検査を定期的に受けることが大切です。検査は子宮頸部の細胞を専用のヘラやブラシなどを使って採取することから、痛みや出血などがないのかと心配する方もいます。

本記事では、子宮頸がん細胞診の痛みや出血など、検査前に知っておきたい注意点をご紹介します。

子宮頸がん細胞診の出血や痛み

画像:子宮頸がん細胞診の図解

子宮頸がん細胞診では、子宮頸部の細胞を専用のヘラやブラシなどを使って採取します。そのため、多少出血したり、人によっては痛みや違和感を覚えたりすることがあります。

また、子宮頸がん細胞診の前にはクスコという医療機器を腟に入れて、子宮の内部を観察する検査を行うこともあります。クスコは金属製であることから、腟に入れるときなどで痛みや違和感を覚えたりすることがあるほか、金属ならではの冷たさを不快に感じる場合もあります。不安や疑問があれば事前に医師や看護師に相談しておきましょう。

出血の対処法

細胞診後は、にじむような出血が生じることがありますが、ほとんどの場合は数日で止まります。そのため、過度に心配せずしばらく様子を見てみましょう。なお、出血が止まるまでは入浴を控え、シャワーで済ませるようにしましょう。ただし、出血の量が増えたり、出血が1週間以上続いたり、腹痛や発熱などがみられたりしたら早めに医師に相談することが大切です。

痛みや違和感の対処法

痛みの程度は人それぞれで、当日の体調や検査室の雰囲気、緊張の度合いなども影響するといわれています。たとえば、緊張しすぎてお腹に力が入ると、痛みや違和感が強くなることもあります。

痛みや違和感を軽くするコツは、検査前に深呼吸を行ってできるだけ体の力を抜くことです。息を吐くときに体の力が抜けやすくなります。また、細胞を採取するヘラやブラシ、クスコを入れる前に「器具を入れますよ」などと医師などが声をかけるので、そのタイミングで息を吐くとよいでしょう。万一、検査後も痛みが続いたり、強まったりするような場合は医師に相談するようにしましょう。

子宮頸がん細胞診前に知っておきたい注意点

子宮頸がん細胞診前後の性行為はOK?

子宮頸がん細胞診の前日は、できるだけ性行為を控えましょう。性交後は腟内に一時的に細菌が増えたり、精液が残っていたりすることがあり、正しい判断をするのが難しくなるからです。もし性行為をする場合はコンドームを使用するようにしましょう。また、検査後の性行為については、出血がある場合は出血が止まるまで細菌感染のリスクがあるため避けましょう。

結果はどのように通知されるの?

子宮頸がんの検査結果は、“精密検査不要”もしくは“要精密検査”で通知されることが一般的です。精密検査不要の場合は今回行った細胞診では異常は認められなかったという意味で、さらに詳しい検査を行う必要はないということになります。ただし、不正出血など子宮頸がんを疑うような症状がみられた場合は受診を検討しましょう。また、症状がみられなくても、2年に一度は細胞診を受けるようにしましょう。

一方で、要精密検査の場合は子宮頸がんの疑いがあるため、さらに詳しい検査を行う必要があるという意味になります。細胞診だけで子宮頸がんがあるかどうかは分からないので、1か月以内を目安に精密検査を受けるようにしましょう。

「子宮頸がん検診の結果の見方」について詳しく見る

子宮頸がん細胞診前後の不安や疑問は医師に相談を

子宮頸がん細胞診を受けるときは、出血があったり、痛みを感じたりすることがあります。不安に感じる方は、事前に医師や看護師などに相談して疑問や不安を解消しておくことが大切です。もし検査後に体調の変化などがみられた場合は、我慢せずに受診を検討しましょう。

eHealth clinicの健康診断では患者さんのニーズに合わせた幅広いプランを準備しています。子宮頸がん細胞診は以下コースに組み込まれているほか、オプションとして3,300円(税込)で追加することも可能です。また、eHealth clinicでは、女性の方も安心して受診していただけるようレディースDAYをご用意しています。子宮頸がん検診、乳がん検診などを落ち着いた空間で受診いただけるように体制を整えています。検査にあたって疑問や不安があれば、お気軽にご質問ください。

  • 婦人科検診コース:22,000円(税込)
  • レディースドックコース:35,000(税込)
  • レディースドックプレミアムコース:40,000(税込)

※自由診療