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高尿酸血症では、生活習慣や食事改善、薬を使った治療などが行われます。高尿酸血症は、痛風発作だけでなく、脳卒中や心筋梗塞など命に関わる病気の引き金となることも少なくありません。正しい治療を行うことで改善が可能といわれていますが、完治を目指すことはできるのでしょうか?
高尿酸血症についてはこちらの記事もご確認ください。
高尿酸血症について
高尿酸血症の検査について
痛風の治療法について
痛風のお薬について
今回は、高尿酸血症の改善を目指す治療法と注意点、完治の有無について詳しく解説します。
高尿酸血症は自覚症状がないものの、悪化するとさまざまな症状を引き起こし、動脈硬化を加速させる病気です。そのため、健康診断などで尿酸値が高いことを指摘された場合は、正しい治療を行っていく必要があります。
高尿酸血症にはどのような治療が行われるのか詳しくみてみましょう。
尿酸は“プリン体”と呼ばれる物質から作られます。プリン体はビールや肉類、魚の干物などに多く含まれるため、取り過ぎると尿酸値が高くなります。また、肥満や運動不足なども高尿酸血症のリスクとなります。
高尿酸血症の多くはこのような生活習慣の乱れによって生じるため、改善や完治を目指すには第一に生活習慣を見直すことが大切です。具体的には、摂取カロリーを守り、プリン体が多く含まれる飲食物は取り過ぎないよう注意する必要があります。また、適度な運動習慣も高尿酸血症のリスクとなる肥満予防につながります。特にウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を積極的に取り入れましょう。
生活習慣を見直しても尿酸値が下がらない場合は、お薬を使った治療が必要です。高尿酸血症のお薬は、尿酸の生成を抑える“尿酸生成抑制薬”と尿酸の排泄を促す“尿酸排泄促進薬”の2つのタイプがあります。お薬での治療が必要な方は、医師の指示に従って正しい治療を継続していきましょう。
・ザイロリック(アロプリノール)
・フェブリク(フェブキソスタット)
など
・ベネシッド(プロベネシド)
・ユリス(ドチヌラド)
など
尿酸値は生活習慣の改善とお薬による治療を続けていけば正常値まで下げることも可能です。しかし、生活習慣が元に戻ったり、お薬を止めたりするとまた尿酸値が上がってしまうことも少なくありません。
お薬による治療を行って尿酸値が下がった状態が続けば、お薬を中断することもできます。しかし、気付かないうちに尿酸値が上がっていることもあるため、定期的に血液検査を受けて尿酸値の状態をしっかり把握することが必要です。
高尿酸血症の治療をしている方は尿酸値が下がっても“完治した”と甘く考えずに、医師の指示に従って適切な経過観察を続けましょう。治療のゴールが見えないため、不安に感じたときは医師に相談するのも1つの方法です。
高尿酸血症に自覚症状はほとんどありません。しかし、悪化すると痛風発作や腎機能の悪化などを引き起こすだけでなく、動脈硬化を加速させて命に関わる脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めることが知られています。
高尿酸血症を発症したら生活習慣の改善とお薬による治療が必要となります。尿酸値を正常値まで下げることは可能ですが、尿酸値は生活習慣が元に戻ったりお薬を止めたりすると元に戻ってしまうことも少なくありません。
高尿酸血症の予防について
高尿酸血症の食事について
高尿酸血症の運動について
痛風発作時に高尿酸血症の介入をしてしまうと、痛みが悪化してしまう可能性がありますので、痛みが治まってから治療を開始します。
また、動脈硬化の予防という視点からも高尿酸血症の介入をしていきます。
当院の治療方針は”薬物療法”と”食事・栄養への介入”の2本柱で行っています。薬物療法は腎機能に依存しないフェブキソスタット、また腎臓での尿酸の排泄が低下している可能性があるケースではドチヌラドを使用することがあります。
しかし、忙しい生活を送っている”働き盛りの人々”も多くいらっしゃると思いますので、定期的に通院をすることが難しい場合もあると思います。そんな時に、お役に立てるのが当院が行っていますオンライン診療です。オンライン診療後は自宅まで薬を郵送することも可能です。是非、当院のオンライン診療を利用して治療の継続をして、良いコンディションを維持してください。
イーヘルスクリニック新宿院では、痛風や高尿酸血症、尿路結石の診療を行っています。丁寧な診察から、個々に必要な検査や治療をご提案いたします。医師はもちろん、看護師や管理栄養士、検査技師などもチームになって患者さんの健康を全力でサポートいたします。診療は土日祝日も対応しており、24時間365日診療予約がネットから可能です。忙しい方でも受診しやすい体制を整えていますので、お困りごとがありましたらぜひお気軽にご相談ください。