子宮頸がん検診の超音波検診では何が分かるの? ~検査の内容や痛みの有無~
2023.02.27乳がんは女性のがんの中でもっとも多いがんで知られていますが、早い段階で発見し治療を受けることで、高い確率で治るといわれている病気です。そのため、定期的な乳がん検診で早期発見に努めることが大切です。
乳がん検診では主にマンモグラフィと乳房エコー検査が用いられることが知られていますが、本記事では乳房エコー検査について詳しく解説します。
乳房エコー検査(乳房超音波検査)とは、乳房の表面から超音波を発生する機械を当て、超音波の反射の様子を画像に映し出して確認する検査です。医師の触診や自己チェックでは発見できない乳房内部にあるしこり(腫瘤)の発見や、しこりが良性か悪性かどうかの確認に役立つと考えられています。加えて、乳房エコー検査は検査時の放射線被曝や痛みの心配がないこともメリットです。
乳房エコー検査は乳がん検診の際に用いられる検査の1つとして知られており、乳がん検診ではマンモグラフィやエコー検査を単独あるいは組み合わせて行うことが一般的です。
費用は乳房エコー検査を受けるタイミングによって異なります。国が推奨する乳がん検診を受ける場合は、国から補助が出るため自己負担は少なく済むことが一般的です。このほか、人間ドックなどを利用して任意で受ける場合は、全額自己負担で検査を受けることとなります。
eHealth clinicの健康診断では、患者さんのニーズに合わせたさまざまなコースを準備しております。乳がんの検査としては、エコー検査を6,600円(税込:自由診療)で追加することができます。
乳がん検診で用いられるエコー検査とマンモグラフィでは、それぞれ得意とすることなどが異なります。
乳房エコー検査では乳腺は白く、悪性腫瘤(がん)は黒く映し出されることがあるため、しこりの発見や、しこりの悪性の有無を判断することが可能です。乳腺組織が豊富な若い世代などでも、しこりを発見することができることから、国が行う対策型乳がん検診の対象ではない20~ 30歳代を中心に人間ドックなどで任意で行うことが一般的です。一方で、エコー検査ではしこりになる前の石灰化した小さな乳がんを見つけることが難しいといわれています。
乳がんだけでなく良性(治療の必要がない)のしこりとの区別が難しく、診断には医師の正確な判断や技術が必要だといわれています。また、乳がんの死亡率減少への貢献度に関して、科学的に認められているのはマンモグラフィのみで、エコー検査に関しては死亡率減少効果を判断する証拠が不十分だといわれています。
マンモグラフィは、X線装置で左右の乳房を片方ずつ挟み、乳房を圧迫してX線写真を撮る検査方法です。乳房の圧迫によって痛みを感じることがあります。
マンモグラフィは乳房エコー検査では難しいとされている、乳房の小さなしこりや、しこりになる前の石灰化した小さな乳がんの発見に役立ちます。つまり、石灰化の発見がマンモグラフィの強みです。しかし、マンモグラフィでは乳腺もしこりも白く反映されるので、乳腺組織が豊富な若い世代では、乳腺としこりが重なることで判断が難しくなることがあるといわれています。逆に、脂肪組織が豊富な閉経後の世代の場合は、乳がんのしこりがはっきりと反映されるといわれています。このことからもマンモグラフィは40歳以上の方に推奨される検査であり、40歳未満に対する検査の有効性は認められていません。
妊娠・授乳中の方は、ホルモンの影響から乳腺が変化しているため、正確な判断ができない場合があるといわれています。そのため、事前に医師や看護師に申告するようにしましょう。
ピアスやネックレスなどのアクセサリーは事前に外しましょう。
エコー検査とは、乳房の表面から超音波を発生する機械を当てて、超音波の反射の様子を画像で確認する検査です。エコー検査はマンモグラフィと異なり、痛みや放射線被曝の心配なく胸の状態を調べられます。また、マンモグラフィが不得意とする、乳腺が豊富な胸でも乳がんを発見することができるといわれています。エコー検査について分からないことがあれば、医師や看護師に相談しましょう。
eHealth clinicの健康診断では、乳がんエコー検査のほか、乳房MRや乳がん腫瘍マーカーといった乳がんの発見に役立つ検査も実施しています。それぞれの料金は、乳がんエコー検査が6,600円(税込:自由診療)、乳房MRIが29,700円(税込:自由診療)、乳がん腫瘍マーカーが6,600円(税込:自由診療)です。また、“生活習慣病予防コース”や“婦人科検診コース”など患者さんのニーズに合わせたさまざまなコースもご用意しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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