
世界腎臓デー(World Kidney Day)は、毎年3月の第2木曜日に実施される国際的な記念日です。この日は、慢性腎臓病(CKD)の早期発見と予防の重要性を広めることを目的としています。
この取り組みは、国際腎臓学会(ISN)と腎臓財団国際連合(IFKF)によって始められ、現在では世界各国でイベントやキャンペーンが開催されています。CKDの認知を高めるための活動が行われており、腎臓の健康維持や予防策についての情報発信が強化されています。
慢性腎臓病(CKD)は、腎機能が徐々に低下する進行性の病気です。日本では約1,480万人がCKDを患っており、20歳以上の約7人に1人が該当するとされています。
CKDの進行を防ぐためには、定期的な健康診断と生活習慣の見直しが重要です。
腎機能は年齢とともに低下しますが、食事や生活習慣を見直すことで進行を抑制できます。
避けるべき食品
積極的に摂りたい食品
バランスの取れた食事を心がけることで、腎臓への負担を減らし、健康を維持できます。
近年、医学の進歩により新たな治療法が登場し、腎機能の低下を抑える選択肢が増えています。
最新の治療法については、医師と相談のうえ適切な治療を選択することが大切です。
腎臓の健康を維持するためには、
健康的な生活習慣を早期に取り入れることで、CKDのリスクを減少させることができます。
世界腎臓デーを機に、腎臓の健康について考え、生活習慣を見直してみましょう。早めの対策が、将来の健康維持につながります。
健康診断でクレアチンが高い、尿蛋白や血尿が陽性の場合は、当院の腎臓内科を受診してください。基礎疾患や腎機能のリスク因子を検査し、最適な治療プランを提案します。治療オプションは理解しやすく説明し、患者様の了承を得た上で治療方針を共に決定します。当クリニックにでは、食事に関する専門的なアドバイスも受けられます。健康な未来への一歩を踏み出すお手伝いをさせていただきます。
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記事作成:天野 方一(イーヘルスクリニック新宿院 院長)
埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2016年より帝京大学大学院公衆衛生学研究科に入学し、2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2022年4月東京都新宿区に「イーヘルスクリニック新宿院」を開院。複数企業の嘱託産業医としても勤務中。
日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。