高尿酸血症の治療薬ユリス(ドチヌラド)とは?処方される病気や使用時の注意点を解説
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高血圧は動脈硬化の最大の危険因子であり、進行すると狭心症や心筋梗塞といった大きな病気につながる恐れがあります。そのため、高血圧の方は早い段階で治療を受けることが大切です。治療の基本は食事療法や運動療法ですが、それでも効果がみられない場合は、薬物療法を行います。中でも本記事では、高血圧に用いられる漢方薬について解説します。
以下の記事では動脈硬化と高血圧の関係について原因や症状も含めて解説しています。
>>動脈硬化と高血圧の関係とは? 原因と症状、予防や改善策についても紹介
① 平日20時まで、土日祝も診療
② オンライン診療対応で、すぐに薬が受け取れる
③ 管理栄養士による食事指導も実施
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記事監修:天野方一(イーヘルスクリニック新宿院 院長)
経歴:埼玉医科大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院や足利赤十字病院などで勤務。2016年、帝京大学大学院公衆衛生学研究科へ入学。2018年、ハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)へ留学。予防医療特化のメディカルクリニックで勤務後、2022年「イーヘルスクリニック新宿院」開院。
専門分野:腎臓内科、抗加齢医学(アンチエイジング)、産業医学
資格:日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士・博士
病気になった場合、西洋医学では症状を抑える“対症療法”を行いますが、東洋医学では根本的な解決を目指して体質改善を行います。そのため、西洋医学的な治療で十分対処できないような場合には、漢方薬による治療が有効なケースがあります。
以下では高血圧の治療に用いられることがある漢方薬の特徴を紹介します。
高血圧のほか、胃腸や肝臓などの炎症や胃腸機能の低下などの治療の際に使用されることがあります。主に体力のある方で便秘傾向にあったり、上腹部が張って苦しさを感じたり、耳鳴りや肩こりなどがある場合に用いられることが一般的です。
黄連解毒湯は高血圧のほかにも、不眠症やいらいら、胃炎、二日酔い、めまい、動悸、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみなどの症状がみられるときにも使用されることがあります。主に体力がある方で、のぼせ気味だったり、いらいらしたりする人に用いられることが一般的です。
高血圧のほか、胃腸機能の低下、消化不良、動悸などの症状がみられたときに使用されることがあります。主に新陳代謝が落ちている方に用いられることが一般的です。
女性の方の場合は、当帰芍薬散を使用することもあります。これは高血圧のほか、貧血や疲れ、更年期障害、月経や妊娠中の諸症状、動悸などの症状に対して使用されることがあります。主に筋肉が弱く疲れやすかったり、足や腰が冷えやすかったりする場合に用いられることが一般的です。
高齢者の場合では、釣藤散が用いられることがあります。主に中年以降の方や、高血圧で慢性頭痛が続いている方に使用されることが一般的です。
以下の記事では、漢方薬以外での高血圧の治療法を解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
>>高血圧の治療法とは? 薬や食事療法、運動療法について解説
基本的には、決められた薬の量を1日2〜3回に分けて飲みます。飲むタイミングは、食前もしくは食間です。水もしくはぬるま湯で飲むようにしましょう。具体的な使用法は漢方薬によって異なるため、医師や薬剤師の指示に従って使用するようにしましょう。
また、飲み忘れた場合は昼食後や就寝前に服用するなどの方法もあるため、事前に医師や薬剤師に確認するようにしましょう。
繰り返しになりますが、漢方薬の種類や量などは、患者さんの症状や体質に合わせて処方されます。そのため、必ず医師の指示に従って使用するようにしましょう。
また、副作用が少ないというイメージがある漢方薬でも、高血圧治療をするうえで注意すべき点があります。漢方薬の副作用でもっとも多くみられるのは、胃もたれ、食欲低下などの胃腸症状です。気になる症状がある場合は、使用を中止して医師に相談しましょう。
高血圧治療の基本は食生活や運動習慣の改善ですが、これらによって血圧が思うように下がらない場合は、薬物治療を行います。西洋薬による治療で「血圧がなかなか下がらない」「根本的な体質改善を目指したい」といった場合には漢方薬を使用してみるのも1つの方法です。高血圧の治療で漢方を希望する場合は医師や薬剤師などに相談してみましょう。
イーヘルスクリニック新宿院では高血圧外来を設置しています。お困りごとがあればお気軽にご相談ください。
以下の記事では、高血圧になるとどんな症状が出るのか、合併症のリスクも交えて解説します。
>>血圧が高いと出る症状とは?脳や目、腎臓、心臓などの合併症のリスクを解説
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